2015年8月2日日曜日

A、CJ1白馬決勝

CJ1白馬が猛暑の中で終了。
結果、TREK山本選手が優勝。2位にアンカー沢田選手、3位アンカー斉藤選手、4位にBH恩田選手、5位にアンカー平野選手。
山本選手は全日本チャンピオンジャージの走りをみせた。ファーストラップはU23の若手の勢いもあり、速いながらも落ち着いた動きだったが2周回以降は誰の背中も見ないまま6周回のエリートレースを制した。ただ、彼にとっては楽なレースではなかったようで、いつもの最後までプッシュし続ける強さはカンカン照りの太陽でスポイルされていた。アジア選手権連覇のかかる彼にとっては調整上も大切なレースだったと思うが、来週からはナショナルチームとして一緒に頂きを目指して戦う仲間だ。
2位はエリートレース初の表彰台に沢田選手がのぼった。しかも山本選手と斉藤選手の間に割って入るアグレッシブなレースを魅せてくれた。今季の成長が著しい彼にとっては自信に繋がるポイントレースになったろう。9月の世界選手権代表にも選ばれており、若さを前面に出した爆発力のある走りでシーズン中のポディウムに期待したい。
3位斉藤選手はアジア選手権のコースを強く意識したバイクセッティングで、アジアを制するための課題をもってスタートした。選択したタイヤはこのレース中の誰よりもドライ系で挑戦的。僅かなミスも許されないピーキーな状態に自分を追い込む走り。全身を使い分け、最速ラインを見極めていた。ファイナルまで沢田選手とランデブーし、観客を沸かせてくれた。
5位平野選手は、スタート前から自分に向き合っていた。彼もまたアジア選手権のメダル(昨年2位)のステップアップが期待される選手。このレースは現状把握のためのリアルステージ。スタートダッシュはいつもの抜群な走りで集団を先導していく。ただ中盤はフラットな走りで身体へのダメージを計算し、ファイナルはかなりラップ上げてフィニッシュした。
白馬はマレーシアで行われるアジア選手権のために猛暑をプレゼントしてくれたに違いない。お陰で30℃なら涼しく感じる能力を与えてくれた。
出店で白馬大会を盛り上げてくれたパーソナルスポンサーのフルマークスからも手厚いサポートを頂き、ファンからも沢山の応援を頂いた。本当に人の大きな優しさとエールをもらったお土産の多い白馬は、入道雲が夕焼けに反射してとても綺麗だった。







0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム