A、2015JCX選手権ナイター決勝
2015年JCX選手権、信州シクロクロス飯山大会。
昨年+100mとした飯山のすべてを尽くしたコースレイアウトに、7カテゴリのレースが展開された12月5日のサタデーナイト。
オルガナイザーは、土曜の朝には暇になることが最も良いパターンなのだが、やはりそこは選手権。11時の試走開始10秒前まで杭とテープ張りに追われた。スタート位置も当初のスタンダードポジションから120m後方の舗装駐車場に下げ、ピットも中央通路の改良を施した。
出展者は16団体、選手270名、チームスタッフ・観客370名(推計)、競技役員60名、計700名が飯山市長峰運動公園の特設エリアに集結した。
天気は晴れ、曇り、雨、小雪・・・。お天気自動販売機で全てを買い求めたような不安定な天候の中だったが、予想より路面の水分は飽和していない。神頼みの理想的な状態だ。
この夜から翌朝までの天気予報は雨。JCXではドライミドル系で7カテゴリがコースの土を揉み、翌日の全日本選手権はウェットで技術的な難易度が上がる展開。さり気無い杭の角度や打ち位置の数㎝の設計が本領発揮される。
レースは16:15定刻のU15キッズからスタート。遠くの夕焼けがうっすらと抵抗しているが、既に闇夜の雰囲気が醸し出され、子供たちが元気よく最初の飯山CXコースを駆け抜けた。
そして、信州シクロクロス飯山大会カテゴリ3+4、JCX年代別選手権へとレースは夜と一緒にオンタイムで進んでいった。
幻想的な光と林の縞模様の暗闇。たった1mの段差が奈落の底のように感じる光陰。自分の速度感覚を狂わせる夜の空気。
JCX選手権初のナイターレースがここ飯山で開催されている事の重みを感じるのは深夜3時を過ぎてからだった。
レースを終え、翌日の準備を完了し、泥付のノローナを着たまま競技役員の宿舎へ。Washimori製の枡カップと飯山の地酒を持ち込んだ。
戸狩温泉の宿舎はどこもココロ温かく、厳しいスケジュールをこなす役員に最大限のオモテナシをしてくれる。言わば大会スタッフそのもの。素晴らしい対応に感謝しかない。
シンデレラタイム、雨は暴風と相俟って激しく叩きつけていた。
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