A、フォンタナ
UScup#2の会場となるフォンタナ。
選手はボネリパークで練習し、自分はフォンタナに視察へ。
大会本部もこれから設置するゆったりとした流れの中、トレックは早くもフルワークス体制を整えていた。ただ、選手はまばらで、明日から各チームの本格的な動きになるだろう。
#2はハイクラス。UCIポイントも賞金も高いから激しいプッシュの応酬に違いない。
スタートから全てを歩いてインスペクションしてみる。
端的に表現すれば「レースでなけれぱ最高に興奮するコースと抜群に美しい風景」だった。
しかし、レースになれば繊細なテクニックがない選手はとどんどん置いてきぼりになり、息が上がると見えなくなる鋭利な石がトラブルを誘うサバイバルコース。
コース自体はイージーでも、左右を岩が挟みバンドルを当ててしまいそうになるため、イージーラインを狙えない。
大きな岩がその先のダウンヒルを困難にしているようで、実は岩の上を舐めるとスムーズに通過できる。
スタートから前半の舗装路で攻撃的なパックにいないと、山岳内では抜きどころがない。
海辺のような細粒の砂道が続くかと思うと、氷山の一角のような岩の菱にやられる。
本当は美しいが、その景色が永遠に滑落しそうなプレッシャーを与える。
スタートからフィニッシュまで気が抜けないクラシカルなMTBレイアウト。
明日は会場で作戦をたてる。
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