S、Team works
今、TEAM BRIDGESTONE Cyclingは過去最高の強さで全日本選手権を迎えようとしている。
7月19日の国内CJシリーズ開幕からの2連勝。順位ではなく選手個々の課題解決を優先した9月下関でのポディウム。そして10月に入り、チームは1か月先の勝利の精度を上げていくため、選手個々の特性に合わせたチームトレーニングを述べ10日間設定した。そのチームトレーニングの隙間も選手は自分と真っ向勝負するストイックな日々を過ごしてきている。
現地トレーニング以外でも、チームはガレージでのバイク整備やコーヒーブレイク、笑いの絶えないWebミーティングを重ねる。全員が一つの勝利のために常に情報交換することで、各自の修正箇所がより明確になっていくからだ。
平野選手は自宅を離れ高冷地に個人練習の宿舎を構えた。帰宅は週1度。高負荷と寒さの中でベストを尽くすトレーニングは、全日本選手権が行われる富士見パノラマスキー場の11月の低温と激しいレース展開を想定している。
「身体と対話してやれることは全部やってきました。万全なチームにも感謝しています。あとは今週末に向かってリラックスして疲労回復に努め、一発刺激を入れれば良いだけです。集大成のレース、自分が日本一になります。」
と優勝を宣言する。
沢田選手は長野市の自宅を軸に、恵まれた周辺環境で多彩なメニューをこなしてきた。彼は欧州から帰国した春以降、自分史上最高出力を更新し続けており、心技体とも近年で最も良い状態にある。
「僕はレースが大好きなので早くスタートしたい。ロードは(全日本選手権が)中止になりましたが、MTBはチーム一丸で全日本選手権を戦えるだけでも幸せです。来年も再来年も戦えるという意識じゃなく、この全日本がラストレースのつもりで走ります。勝ちます。」と自信が漲る。
チームオーダーはたった一つ。
「勝つと決めて勝つ」
結びに、スポンサー、サプライヤー、ファン、家族、全てのチーム関係者に感謝します。私たちTEAM BRIDGESTONE Cyclingは皆様の応援を力にかえて勝利へ向かいます。
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