T、世界選手権
2016マウンテンバイク世界選手権チェコが終了。
結果、Japan national team は、XCR(チームリレー)は16位、XCO(個人)は唯一完走した山本幸平選手の41位が最高位。
エリート男子3名、U23男子3名、ジュニア男子3名、エリート女子1名、スタッフ5名、合計15名のチームは、チェコでの1週間を18世紀に建てられた農家納屋を改装したペンションで共に過ごした。ここは日本国旗が掲げられ、チーム貸切りとなり、日に日に我が家のような空気に変わって行った。
滞在先はノヴェームニュスト。飯山と幕別を足して割ったみたいだと山本選手とも話した雰囲気。朝晩は寒く、日中は夏日前後。高齢者も小さな子供もいる田舎。冬になればクロスカントリースキーのメッカとなる。
レース会場までは8km。歩いていける範囲にスーパーなど商店街はなく、食事が付かないから自炊。特に包丁を扱えないメンバーもいるジュニア世代は苦労したろうと思うが、強い先輩ライダーの生活を見ながら過ごした時間は貴重だったに違いない。買い物ひとつドキドキだったろう。この街は英語すら伝わらない。人としてのコミュニケーション能力が試される場面が散らばっていた。
一方、スタッフと選手、選手と選手の信頼関係は日毎に増して行った。個がチームになっていく様。厳しい社会から見たら、まだまだ甘く課題だらけのジャパンチームだけど、素晴らしくピュアでシンプルな目標を共有化する集団であることは確か。目付きまで似てくるから不思議だ。
でも、今回の世界選手権のリザルトが示すとおり、日本人は世界に通用していない。進化の止まらないレースレベル、世界との格差にどう立ち向かうか。
今からできること、今からやめること。
選手とスタッフが共に成長することが必要だし、個々の日常生活がいかに健康で充実するが重要だと強く感じた。
レースまでのアプローチを確実に満了し、勇気と責任を持って世界に果敢に挑まないとその格差は一向に縮まない。
自分に何が出来るのか。
チャレンジャーで行こう。
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