2016年7月18日月曜日

T、全日本選手権決勝

2016年マウンテンバイク全日本選手権が閉幕。
結果、TREK山本選手が優勝。ANCHOR平野選手は2位。
小雨・曇り・晴れを繰り返す不安定な天気の富士見パノラマリゾート。ここでの決戦は数えきれないけど、やはり全日本の日は特別な空気に思える。だからやっぱり前夜は寝れなかった。もう引退してから20年が経とうとしているのにまだ自分がスタートするような、未知の冒険に向かうような緊張感がある。
山本選手は本調子ではなかった。でも彼にはすべてのネガティブ要素を化学変化させてしまう底力がある。平野選手は出来ることをすべて尽くしてここまできた。だからスタートループ+6周回では平野選手のフルパワーで山本選手の化学変化を止めることが出来るか否かにかかっていた。
コース脇ではアンカーファンも平野ファンも家族もいる。支えるスタッフもフルメンバー。
平野選手は的確にプッシュした。ベテランらしく落ち着いてレースを進める。彼にとっては山本選手と先頭パックを形成したBH中原選手は眼中にない。最強の山本選手を倒さないとならないことだけに集中していた。
中間3周回は山本選手と同ラップを刻み、4周回目からは中原選手を置き去りにしてポイントポイントではファストを出す積極的な走りをみせてくれた。既に3位以下はまったく見えない。
でも、それでも山本選手を捉えることは出来なかった。
表彰式が終わり、多くのブースが畳まれ帰路についていく。駐車スペースが少なく狭いと思っていた駐車場がこんなにも広大だったと気付く祭りの終わりのような風景。
全員でチームミーティングを終え解散したのに平野選手は真っ赤な眼でそっと自分の車の陰に来た。
分かっている。一緒に行こう。
その苦労は一緒に買ってやる!
7月17日は梅雨が明けそうな綺麗な夕陽だった。
沢山の期待に応えられなかった悔しさと同時に、素晴らしいサポートを頂いたスポンサー、サプライヤー、ファンの皆様、仲間に感謝したい。
皆さん、応援をありがとうございました。







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