2016年8月30日火曜日

T、ランチアデルタ

21年間一緒に走り続けている愛車。
ランチア・デルタ・インテグラーレ・エボルツィオーネ・デュエ・コレッツィオーネ。
どれだけの喜怒哀楽があったろう。このクルマとの出会いは運命的で、契約書にサインをしたときに自分の生涯で最後の新車になるのだと感じていた。
今となってはドラマなハプニングの場面も、当時は絶望的な空気に包まれていたことも、歓喜に溢れていたこともある。
そして21年もの間、このデルタを維持できているのは自分だけの愛情だけでは成し得なかった。納車されたときから担当してくれたイタリアンメカニックは、プライベートを削っても我が家に修理に来てくれた。今はスバルの素晴らしいメカニックが日常を支えてくれ、都内ではあの伝説のラリーストがどんな相談にも何ができるかを一緒に悩んでくれる。このデルタをこれからも走らせるために、絶版になっていく部品を創り出していく匠がいる。
たった1台の「機械」に沢山の人々が携わり、思いを寄せてくれる。
久しぶりにデルタを綺麗に洗車しながら思う。
自動車税が年々上がり、旧車になっていくことはプライド。
デルタをこれからも走らせたい。








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