2017年1月12日木曜日

R、粋と生き

2017年がはじまり、もう2週間が経とうとしている。
希望に満ち、この先の楽しみを考えた三が日を過ぎたころ、大切な人が他界した。
それは、まるで計算されたかのような穏やかな終末だった。
ずっと家族に会いたいと言いながら施設に入って3年。年末年始を無事に越え、皆が落ち着く日に穏やかに、まるで眠るように息を引き取った。
葬儀場も斎場も予約が混み合い、3連休の最終日に告別式となったのも、家族が集まり易く、自宅にゆっくりと帰えることができるようにした演出ではないかと思える出来事だった。
いつも自分に誓っている。新たに挑戦するときは必ず「粋」にと。
でも、今回、当たり前のように思っていた命について向き合うことを教えられた。
「生き」ていることを忘れてはいないか、息をしている自分が当たり前だと思っていないかと。
明日を迎えることができる保障は誰にも約束されていない。
今この瞬間を悔いなく全力で生きないといけない。
そう故人に教えられた正月の日。
見ていてください。自分はしっかりと生きてみせます!
人生を全力で楽しんでみせます!







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