2017年5月17日水曜日

R、第23回アジアMTB選手権

第23回アジアMTB選手権、第9回アジアジュニアMTB選手権が終了。
ポディウムは、エリート男子DHI1・3位、ジュニア女子XCO1位、XCR(リレー)2位、合計メダル4個の成績となった。
XCOでは、アンカー平野選手が日本最高位の6位、沢田選手はそれに次ぐ9位。目標であるポディウムを埋めることは叶わなかった。
一方、UCIポイントの少ない開催国の中国選手がXCOポディウムを独占。地元の利を大いに活かし、マジック的な強さで国旗を揚げた格好だ。
誰かに悔しいかと聞かれたら、悔しいと応える。希望はないのかと聞かれたら、希望に溢れていると応える。そんな中国Xuancheng Cityでの選手権は、乾き、暑さ、暴風雨、PM2.5、空港トランジットでのトラブル、ロストバゲージ、大会運営情報の少なさ、オルガナイズの曖昧さ、不可解でスポーツマンシップを信じるほどに失望する時間。
言いたいこと、疑うこと、ストレスは山ほどあるけど、今言えることは、2018年は必ず勝利するということ。どんな不利や不満や不正があったとしても、それに負けない圧倒的な強さがあれば勝てるのがレース。そして、アンカーの2選手にはアジアチャンピオンへの道が明確に示されている。3人で共に過ごす長時間の中で、既に2018年に向けたスタートを切った。
日本は他国に負けない最良のチーム体制を構築した。中国では貴重な氷を入手し、飲料水も十分に確保。バイク機材は完全準備。走り終わった選手はDHI、XCO関係なく皆で協力しあった。何より、アンカーをサポートするために上海から駆けつけてくれたSRSUNTOUR中国WU氏の献身的な協力は、全ての日本代表選手をスタートさせる力になった。早朝から夜まで選手と機材を何度運搬してくれたろう。テントの保守も完璧だった。
また、ブリヂストン中国からも半日かかる距離を応援団が駆けつけてくれた。日本語での応援は、アウェイの中で選手のモチベーションをどれだけ引き上げたことだろう。
そして、日本代表スタッフに求められる目的はただひとつだということも確信した。選手のために何ができるか。命を削って走る選手を守るために勇気をもって。
自分本位の目的や自慢話や武勇伝が必要なら個人旅行がいい。裏事情は何言わずも選手の最高のモチベーションにつながればいい。声かけずとも選手が自然に集まり信頼し合える存在にならなければいけない。日本にいる時、ライバル同士で国内を戦う時も大切なのは選手のために行動すること。笑顔が交信すること。
人の想いと沢山の応援があり、こうして今日があること、多くの出会いに深く感謝したい。
いつものフレーズを思い出した。
イツモイキヨク、ペダルヲマワセ、マエニ、マエへト、ペダルヲマワセ!
今週末は、UCI-C3勢和多気。国内第3戦。




















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