2017年4月19日水曜日

R、全日本学生RRC飯山大会

4月15日(土)、16日(日)の2日間、11回目を迎えるJICF全日本学生ロードレースカップシリーズ開幕戦菜の花飯山ラウンドと2017菜の花飯山サイクルロードレースが飯山市長峰運動公園で繰り広げられた。
もう1週間もすれば、菜の花が目立始め、桜が大きく開花するだろう飯山の春。この2つの大会は飯山の春の風物詩になってきていると言われ、11年のオルガナイズの重みを感じる。
2日間、延べ380名を超える選手が飯山の特設サーキットで存分に走れる環境が整えられた。コースは完璧なクリア。地元の住民や企業の理解、飯山市の協力、スポンサーの協賛、ボランティアの支え、スタッフの連携、が飯山スタイルを生み出し、こうして2日間のレースが開催できている。
大会を誇張するプロモーションは一切実施しない。派手さはない。広報ですら限定的。でもレースの環境と品質を保つための体制はどの大会にも負けないはず。スタッフと機材はローカルだからと遠慮しない素晴らしい準備がなされる。
レースの状況はSNSなど多くの情報発信があるのでここでは述べないが、サイクルレース初参加の社会人、レース初体験の小学生、アンカー沢田選手、ドロワー竹内選手など、どのカテゴリでもサイクルスポーツを堪能できるプログラムはこれからも飯山の普遍スタイル。
学生連盟選手は2日間の飯山で一気にクラス3からクラス1への昇格を狙う選手、初めてのレースらしき選手、事情は分からないが復帰に意気込む選手もいる。それぞれのドラマがあり、この飯山に臨んでいる若者らしいエネルギッシュな姿は全力応援に値するそれ。
針湖池に写る残雪の美しい山々と蕾の膨らんだ木々に、カラフルな選手たちが駆け抜ける風景は美しい。アタックが繰り返される姿に興奮が続く。平和に時間通りにレースが運営されていく姿をオルガナイザーとして見ていると何故か安堵と嬉しさと祭りの終わりが近づくような寂しさを覚える。
一方、選手の大怪我を最優先にしない指導者がいたことに怒りを超えた無念さ、スポーツコーチングの本質の欠落を鑑みる機会もあった。
残念ながら、走行ミスによる落車のケガは、選手しか防げない。しかし、ケガは、負傷したからこそ見える自分自身や周りの支援、強く大きく復活するための烽火に変わる。是非、来年この飯山に元気に強くなって戻ってきてほしい。そう、1分1秒でも早く治し、新しい強い自分をつくってほしい。(このセリフ、昨年誰かにも言った気がする・・・)
TOKYO2020はすぐそこ。
この大会から全日本チャンピオンが生まれたように、ここから2020を躍動する選手が輩出されることを期待したい。
最後に、多くの協力者、関係者、スポンサー、スタッフ各位に感謝します。
アリガトウゴザイマシタ!!





















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