2017年4月6日木曜日

R、ケアンズ

1時間のパッキングでメルボルンを経由し、ケアンズ・ライフ。
今回はある重要な2つのミッションをこなすため、アパートを借りながら400㎞の距離をこなす日々。
4回目のオーストラリアは秋せまる週にあたる。しかも非常に珍しく、シャワーにまったく遭遇しない日々となった。(遠くで積乱雲からシャワーが見える場面は沢山あったけど)
秋と言ってもケアンズは年中熱帯特有の高温多湿。飯山との気温格差は25℃。慣れたケアンズ空港に到着するや、すぐにハーフパンツ・Tシャツ1枚に着替え、レンタカーの受付へ。
クルマの鍵を受け取り空港の外に出る。 「あーやっぱりケアンズ」。空も川も海も樹木も何となくケアンズの色と匂い。
昨年4月、ワールドカップ開幕戦のためここにいた。セイヤとトキと生活を共にしたあのアパート、いつものサブウェイ、興奮せざるを得ないフィーバーレース、コウヘイ君と一緒に食べたクロコダイルのディナー・・・。つい最近まで滞在していて、すぐに戻ってきたような不思議な感覚。
今回はレースコースとなるトーマスクック大学の裏山につながる国立公園(レインフォレスト)の調査。熱帯気候特有の浅い土壌、上下肢のバランスが日本と全く違う樹木草、聞いたこのない鳥の声、イエロースネイク、グリーンゲコ、素晴らしいユニバーサルトレイル。。汗だくになった身体はハーバーにある公共ラグーン(朝6時~22時まで解放、無料)でクーリングできる。運がいいと野生のペリカンにも会える。夏休み最後の週末だろうか、現地の若者は元気に遊んでいる。
ちょうど渡豪したタイミングで凶暴なサイクロンがQLD州を襲った。が、幸いケアンズはそれを逃れ、台風一過の快晴がもたらされた。そんな日はグリーン島に行かない訳がない。この島の植生も非常にユニークで素晴らしい。サンゴ礁でできた島に熱帯雨林の組み合わせ。島からケアンズ市内方面を眺めると遠くにキュランダなどの世界最古の熱帯雨林が見える。海はまさしくオパールグリーンとブルー。
一方、中心街から1時間も離れれば、アボリジニの方々が大切にしてきた場所がある。まるで北海道のような牧場風景を通り抜け、道端にカンガルーの亡骸も見ながらナビにない道を行く。やがて現れる未開発の熱帯雨林に足をすすめれば、樹齢500年以上のイチジクの巨木が凛と立っていた。100m先からでも木々の隙間から見える圧倒的な存在感は、崇拝されたろうオーラを誰でも感じるに違いない。
ケアンズは好きだ。自分の欲望や発想や力を圧倒してしまう。「そんなに小さくてどうする?」
と問いかけてくる。「もっと出来るだろ!」とプレッシャーをかけてくる。反面、「まあ、リラックスしていきなよ。裸の自分を隠さずにさ」と。
今年9月に世界選手権が行われるケアンズ。
行ってきます日本へ。
























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