W、SHIMIWATARI Ride
シミワタリライド。
2月が終わろうとしている。この季節の飯山は、日中10度に近づく一方、朝陽が出る寸前はマイナス10度。最高低の温度格差が20度もある。
カーテンから透けてくる朝陽の気配を感じると、頭の中は「凍み渡り」が出来るか否か・・・になる。そうなると、もう朝食は抜き。遠くの霧の様子からどこで走るのがご機嫌かを窓から判断しながら着替える。
外の空気は角があるようにピリっとしている。マイナス10度は慣れているようでもやっぱり寒い。出来るだけ早く体温が上がるようにケイデンスが自然にあがっていく。
真っ白な霧に朝陽が差し込み始めると雪面はブラウンオレンジになり、時間と共にゴールドからシルバー、そしてホワイトブルーに変わっていく。到着したときは真っ白な霧の中にいるけど、太陽の速度に呼応するように数分で霧が動き始め、そこにはご機嫌な風景が広がってくる。まるで映画のオープニングのよう。
ライディングは自由。ランニングも自由。
雪面は融解するまでのシンデレラタイムは誰にも邪魔されない自由な時間。
ログハウスの屋根も、あの崖坂も、マッディーな場所も。フィーリングで走り回る飯山のシミワタリライド。こんなにもフリーでアクティブな世界がある。
これを次世代の子供達にもリレーしなきゃいけない。
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