2018年1月29日月曜日

W、Snowy Iiyama

冬に戯れ、雪に遊ばれる。飯山の冬は毎日がファインデイ。
首都圏ではたった数センチ、多くても20㎝程の降雪、連日の氷点下でパニックリリースしている。
普段は雪を見ない地域だし、装備も充分でないのだから仕方ないという見方もある反面、高い精度で予報できる自然の現象を前に、こんなにも人間は身勝手で脆いものかと冷静にニュースを鑑みる。
やはり地球の主人公は人間じゃない。自然に生かされていること、どれだけ自然環境の恩恵を受けているかをあらためて考える機会にしたらいい。マスコミは災害級の悲壮感漂う映像を狙って演出しようとしているが、これは自然災害ではなく人の行動により起きたパニックに過ぎない。
世界中を旅すると、日本の首都圏のビルの多さ、超高精度の道路づくりや鉄道の精密さに驚くトラベラーの話をよく聞く。一方、一晩で1m超えの大雪でも平気に行動する飯山の力強い生活の光景に感心するトラベラーは多い。
除雪車は朝2時から小さな山間道も国道も数センチレベルで完璧に除雪し、生活圏を完璧に保安してくれている。(鏡面仕上げの雪面に信号灯がイルミネーションのように映し出されて綺麗!)ダイナミックに降り積もる雪を巧みに片付けるお爺ちゃんの逞しい姿。買い物帰りの90度に腰が曲がったお婆ちゃんが、スケーターの如く消雪パイプのシャワーを優雅に避けていく姿。長靴に入り込んだ雪を出すために片足でケンケンしながら先を行く友達を追う子供の姿。共同の融雪水路が詰まらないように他人の作業を観察しながら自分の作業を調節する村人の連携。
雪降る飯山には、力強く生きる人間模様が毎日ある。
飯山は毎日がファインデイ!














0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム