R、UCI-C2野辺山スーパークロス
野辺山スーパークロスが閉幕。
昨年は天候が荒れる中で最後まで海外勢とトップ争いを展開した沢田選手。今年の野辺山はホワイトジャージで参戦。
この時期としては天気に恵まれた野辺山。金曜日こそ小雪と凍結があったが、土日ともに雪化粧した八ヶ岳が映える青空がのぞめた。コースのマッド区間はいつもの通りながら、タイヤ圧によって硬いラインをつくり、路面抵抗を下げてスピーディーな展開が予想された。バイクもタイヤ選択ミスやトラブルがない限り交換せずに進行する状況で、ランニング区間は皆無。
コースは天気が大崩れしない限り、牧場らしいローテクニカルのシンプル構成でありながら、緩急をつけた走りを求められるレイアウトなので、一旦パックが崩れても、再び復帰するチャンスが残されている。
一方、ライバルと交差する箇所が多いために、メンタルの弱さが露骨に現れる。飯山とは違う意味でタフさが求められるレースだ。しかも有力な海外勢が数名参戦することで、ポディウムマッチは海外レースを仮想させる。アメリカンなお祭りの雰囲気も欧州のそれとは異なり、初レースの人も緊張なく楽しめる空気が提供されている。
今年の野辺山は全日本選手権を2週間後に控えた2日間のUCI-C2レース。今ある力と調子を量るに絶好の機会でもある。言い換えれば、このレースで得た課題を確実にクリアし、最高の自分を信じ切れる選手が日本一をつかむことになる。
このレース、沢田選手のデイ1は6位、デイ2は11位。結果だけを見れば過去最低順位となる。でもそれは必然なことだった。天はどうしても今、この状況を彼にもたらすことが必要だったからだ。新しい自分、過去最強の自分を手にするためにこの野辺山が用意されていた。
再びこの野辺山を訪れることが楽しみになった。
このワクワクな2週間を大いに楽しんで過ごしたい。
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