R、KONYA CUP DAY1 UCI-3
2017MTBシーズンの最終週をトルコで迎えている。古都KONYAで開催されるKONYA CUPをアンカーの最終レースに選んだ。ここはCJ最終戦が山口県で開催される週末と重なるが、アンカーは日本唯一のUCI公認チームとして、2018そして2020に向かって挑戦すべき立場として、時間と場所をここに定めた。2週間ぶりにトルコに戻ってきた格好だ。
結果、スタートループ+5㎞×8周で争われたタフな土曜のUCI-C3レースで、沢田選手が3位となり、ポディウムとUCIポイント4点を獲得した。優勝はロシアのエースAnton選手。2位はトルコチャンプAbdulkadir選手。平野選手はスタート直後の落車でリアエンドを変形させ、ピットで修理後は全体最速ラップをたたき出して9位に入った。
快晴に恵まれたKONYA。素晴らしい品質の広大な公園を舞台に土曜と日曜のUCI連戦。しかも同じコースで開催される。世界でも稀な運営体制だろう。選手にとっても何処に目的をもって挑むのかでレース運びは異なる。
「土曜のUCI-C3レースでポディウムに登ることが、日曜のUCI-C2に挑む意義を増す」そう選手に話した。ポイント獲得だけが目的なら、5名にしか与えられない低ポイントのC3レースは、10名にチャンスのある高ポイントのC2レースに向けての調整で良い。しかしチームが求めるのはそうではない。日本国内では得ることのできない非常なコース、強烈なライバル、理不尽な環境とストレスフルな情報の中で、最強の自分を覚醒させることが出来るか否かを選手とチームそのものに問うのだ。
13:30。ゼッケン4番と6番のアンカー2選手は1列目スタート。
1周目。平野選手が抜群のロケットダッシュを決めトップで直角コーナーに進入した。しかしコーナー直後にタイヤグリップを失い転倒。リアエンドとリアディレーラーを破損し、最後尾でピットへと向かう。
沢田選手はスタートに失敗し集団に飲み込まれてしまうが、登りでプッシュして先頭集団に加入しベストな位置で1周回目に入った。
2周目。平野選手は全体のファストラップを叩き出す。一人ずつパスしながらシングルリザルトを狙う。沢田選手はレースを牽引するAnton選手とAbdulkadir選手を直ぐ先に捉えながら3位パックをリード。
3周目。平野選手は相変わらずファストラップを示す。フィードもザワツク程のプッシュで11位前後にまで順位を上げる。沢田選手は得意部分でラップを稼ぎながら先頭と30秒差。
4周目。平野選手は6-9位パックに合流。沢田選手は周辺の3名の選手を振り切り単独3位に。
5周目。平野選手が集団と同調し8位前後で展開。沢田選手は後ろに見えるライバル選手を意識しながら3位をキープ。
6周目。平野選手は集団を崩壊させることができず。沢田選手は先頭とのタイム差を縮める。
7周目。平野選手は9位でファイナルラップへ。沢田選手はポジティブな走りを緩めず3位でファイナルへ。
8周目。荒れたコースが平野選手の身体にダメージを与え続けるが、9位でフィニッシュへ。沢田選手は疲労が見えるものの、最後までプッシュし続け3位で戻ってきた。
出走したエリート男子の中で1時間45分以内は優勝者1名という非常にハードでタフなレースとなった。
明日はシーズンラストレース。身体へのダメージ云々から限界を想像するのではなく、自分を決めつけず、心を燃やして最高の日曜を迎えたい。
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