W、Cyprus Sunshine Cup Amathus UCI-1
2018シーズンのチーム開幕レースはCyprus Sunshine Cup UCI-1。
チームブリヂストンサイクリングという名称をリザルトに刻む初レースでもある。
結果、平野選手が19位となり、強豪の中での完走となった。
キプロスはチームにとって馴染みのある地。これまでは第1戦の4日間ステージレースを選択してきたが、3月から始まる年間スケジュールにあわせて第2戦のXCOのみに参戦。今回は東南アジアで長期合宿を行ってきた平野選手と自分で挑んだ。(沢田選手はアジアシリーズ開幕戦フィリピンを計画)
UCIクラス1レース。地中海をのぞむAMATHUSのアクロポリスの山を縦横無尽につかったコースレイアウト。路面は鋭利な石灰石が土壌の粘質にコンクリートされて顔を突き出し、トラクションが不安定で分かりづらい。しかもシングルトラックが斜面をトラバースしている箇所、激坂の滑りやすいロックセクションが多いために前の選手をパスすることも困難。エントリー選手もUCIランキング10番台、20番台の上位が名を連ねる非常にタフなレースが予想された。チームの目標はUCIポイントの獲得。
気温は19度、天気は快晴。エリート男子は41名のエントリー、平野選手はゼッケン7番のフロントローに並ぶ。
13:15号砲一発スタート。全長4.72㎞、標高差175mを5周回+ループのレースが始まった。落車や接触もなくエリート列車がアクロポリスの山に向かっていく。平野選手も問題なくスタートを切るが、スタートループに使われた幹線道路の海風を分散しようとするトップ集団の中に包囲され、シングルトラックの進入で絞られて25番手前後。そのままスタートループから1周回目に入った。
1周目。はやくもゼッケン1・2・4番が先頭パックを形成。それに牽引される20名ほどの列車が続く。AMATHUSの山に敷かれたアトラクションのレールを行くようだ。ブリヂストンの新しいウェアが見える。よりシンプルなデザインになったことで遠くからでも際立つため視覚にとらえやすい。平野選手の身体の動きもよくわかる。
2周目。集団はトップ3選手を容認せず、4~10番手の選手が引き合うように前を追う。その後方で平野選手を含む大集団が徐々にバラけはじめ、平野選手は前にあがれない。ハイスピードで展開される序盤、明らかに走りが重く、激坂で足をついてしまう場面もあったが冷静にレースを進めて行った。
3周目。トップ3選手は完全にレースを支配し始めた。3選手がけん制し合いながらラップを落ち着かせている。その後方は互いに自分のペースを譲らないためにシングルトラックで集団が伸び縮みし、前を追う展開ができない。平野選手は徐々に彼本来のよいテンポを取り戻していく。
4周目。このレースで優勝することになるKari選手(Austria)がトップにたつ。2位以下を大きく突き放し独走へ。平野選手はミスのない走りでひとりずつ前の選手をパス。17番手前後まであがっていく。
5周目。ラストラップに入ることを許されたのはわずか22名の選手。トップタイムがあまりに速いために、スウェーデン、ロシア、オランダ、スイスのエリート選手ですら生き残りに懸命なサバイバル。最後までプッシュしないとフィニッシュを迎えることができない。最後、平野選手はスウェーデン2選手の間に割り込みながらのスプリントでフィニッシュとなった。
キプロスでのUCIポイント獲得というチーム目標は達成できなかった。一方、ワールドカッパーがレースを支配する中でUCIクラス1レースを完走したことは今後の希望に繋がる内容。2018シーズンの沢山のサポートに感謝しながら、チームは挑戦的・攻撃的なシーズンを戦っていく。
日本からの多くの応援をありがとうございます。
TEAM BRIDGESTONE Cyclingは、もっと強く、もっと前に進みます!
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