R、UCI-C3勢和多気
5月21日、国内3戦目となるUCI-C3勢和多気が終了。
結果、平野選手が3位、沢田選手が4位。
このレースは国内にいながらUCIポイントを獲得できる貴重な大会であり、チームは1-2フィニッシュによる最高点の獲得を目標として臨んだ。 UCIポイントは獲得できたが、目標を達成することはできなかった。
酷暑と汚染された空気、アウェーのストレスの中で行われた中国でのアジア選手権からわずか1週間。でもアンカーの2選手は大会2日前に会場入りしてのリカバリーライド、前日に機材セッティングを含む試走、といつも通りのルーチン。
海外遠征の多い我々にとって、この短期間の大移動や体調管理、機材セッティングはいつものペース。気負いや特別なことは一切ない。
アジア選手権から本格投入となったSRSUNTOUR AXON CarbonもXR9との相性が非常にいい。 2年前にアンカー3選手全員がタイヤトラブルに見舞われた苦い記憶も全て対策済。あとは選手がこの勢和多気独特の流れを遮るバラエティーに富んだコースレイアウトで、誰よりも速くノーミス、ノートラブルで走り抜けるだけだ。
スタート13:30時点で30℃を超える真夏日。6周回で争われるレースは、充分に回復していて、暑さに対応する身体とレース中のクーリングが大きく影響する。チームは2か所のフィードゾーンに大量の氷と飲料を用意し、半周回ごとに選手の要望に応える体制を整えた。
スタート前のオーダーは「ケガはしないこと。(ポイントをしっかり獲って)一番はやく帰ろう」
号砲一発、いつものように平林選手(スペシャライズド・レーシング・ジャパン)が勢いよく飛び出す。 1周目から一列棒状で3名に満たない小さなコロニーが形成され、2周回目には前田選手と沢田選手の2名が集団から抜け出し、後方と20秒ほどのマージンを得ながらファストラップを出してレースを支配。
しかし、このランデブーは4周回目で終わりを告げ、昨年の好調な状態にまで達していない沢田選手は前田選手から後退。 次々と後続の選手に抜かれてガマンを強いられる走りとなった。
一方、スタートから3周回目まで動きがとまっていた平野選手がようやく目覚めてくる。4周回目にはファストラップを出し、沢田選手を抜いてポディウムを捉える位置にまであがってきた。
5周回の時点で前田・恩田・平野の順。しかし平野選手と前田選手の差は1分以上。残された周回距離を考えると、全ての可能性を信じ、決してあきらめない走りをするしかない。
ラストラップ。平野選手も沢田選手も前だけをみていた。踏み直した沢田選手は4位まであがり、アンカーのホワイトジャージが最後のセクションに消えていく。
最終コーナー。最初に立ち上がってきたのは前田選手、続いて恩田選手。平野選手は後半の猛追及ばず3位、沢田選手は4位でフィニッシュとなった。
このレース、アジア選手権代表選手は総じて体調不良に悩み、DNSやスキップする選手もいた。しかし、アンカーはその影響を理由にあげることはしない。
沢山の応援やサポートに感謝し、この先の頂に向かって常に全力で戦うのみ。
次戦は今週末のCJ1富士見パノラマ。7月の全日本選手権の会場となるコース。
応援をよろしくお願いします!
0 件のコメント:
コメントを投稿
登録 コメントの投稿 [Atom]
<< ホーム