2019年9月17日火曜日

O、Sakarya MTB CUP UCI C-1

チームは2020年MTBマラソン世界選手権を開催するトルコ・サカリヤでのUCI C-1に挑戦。
結果、チーム全員が食あたりによる体調不良を伴い、強豪が犇めく中で万全なスタートができなかったが、沢田選手は15位と健闘してUCIポイントを獲得。平野選手はポイント圏内を視野におさめながら次戦への体調回復を考えてDNFとした。

トルコ・サイクルスポーツの聖地とも言えるこのサカリヤには、世界屈指の施設が最新かつ集約されている。DHI、フィギアを除くあらゆるサイクルスポーツが一か所で可能となり、トレーニングセンター、ミーティングルーム、プレスルーム、観戦エリアはまるでプロサッカー場のよう。エンターテインメントも凄い。パスポイントにはワイヤーカメラが並走し、カメラはすべてのセクションに配置。ビックビジョンでレースの動向がリアルタイムで観れるし、フィニッシュ前100mはデジタル看板。レジストレーションの質も含め、オルガナイズはワールドカップや世界戦に劣らない。
エントリーするメンバーも昨年より更にレベルが上がっている。先の世界選手権トップ20番台に入るライダーが複数おり、スロベニア、ウクライナ、ギリシャ、ロシア、カザフスタン、イラン、トルコはナショナルチームで参加。フランス、スイス、オーストリア、ラトビア、イスラエルなどからもナショナルチャンピオンを含む強豪が集まった。ワールドカップ最終戦が終わっても、2020東京オリンピック出場を狙う国や選手は全く力を抜いていない。

チームはレース3日前に現地入り。このサカリヤは昨年も滞在し、2レースを経験している。現地の友人も多く、生活し易い場所だ。コースも認識しており3日間あれば充分に順応できる。しかし今回は不運にも落とし穴があった。現地で大人気のいつものレストランで加熱調理したものを選んだが、チーム全員で食あたりを起こしてしまった。最善を尽くして対応したが、レース当日もエネルギーが満たされない状態でスタートを迎えなければならなかった。

2選手ともスタートグリッドは2列目。夕方のオレンジ掛かった陽射しの16時定刻、スタートループ+8周回のレースが始まった。47名のエリートライダーが流れるようにコースへと入っていく。
平野選手と沢田選手ともにトラブルなくコースイン。沢田選手はトップ15の集団に入って1周目を進める。平野選手は25番手前後でいつものスタートダッシュは見られない。
2周目、沢田選手は11番手前後のパック。この日優勝することになるラトビアのライダーが7名の先頭集団を引っ張り、セカンドパックとの差を徐々に広げていく。一方、平野選手は体調の回復を待っていた。無駄な動きをせずに自分を鑑みながらの25番手前後。
3周目、先頭集団は5名に絞られた。後方からスタートで遅れた選手数名が単独で追いかける。沢田選手はそれに乗っていきたいが、中々前に行けない。砂利の滑りやすい登坂はファストラップを出すのだが、スピードの出る緩い上りや下りでペースアップできない。平野選手は回復しない。あまりに速い全体ラップから落ちてくる選手を拾い21番手まであがるが彼本来の走りではない。
4周目、沢田選手はガマンの時間となる。想像通りトップ10ライダーはかなり速く、先頭パックの3名以外、後続パックは崩壊し、それぞれが得意な場所で緩急つけた走りに変わっていく。沢田選手は中盤から調子のあがってきたライダーに抜かれて15位前後まで後退。平野選手は大きくペースダウンし、再び25番手まで下がってしまう。
5周目、平野選手はテクニカルフィードでストップ。残念ながら体調悪化を避けるため、DNFを選択してレースを降りることにした。沢田選手は粘り、決して諦めない走りを魅せる。前後の選手と距離が空いてしまってもペースを乱さず、積極的にプッシュ。
6周目、80%カットが始まった。後方から息を吹き返した選手がペースアップするが半数以上のライダーがレースから降ろされていく。沢田選手は17番前後。
7周目、沢田選手がプッシュ。前周回で下げた順位を15番手まで戻し、前の選手までの距離を徐々に縮めていく。苦しい展開に変わりはないが、UCIポイント圏内をキープ。
8周目、著名なライダーも自らレースを降りる厳しいレース展開の中、沢田選手は全てを出し切ろうと懸命の走りが続く。フィニッシュまで全開で走る姿にトルコ人からも最後の応援が入る。スタジアムの大歓声の中、15位でフィニッシュした。

残念ながら思いがけない食あたりにより、狙い通りのレース展開にならなかった。しかしこれを反省しつつも次のレースに向けて体調回復に集中したい。そして、東京オリンピックに向け、残された重要なレースに全力で挑戦していく。
いつも変わらぬ応援をしていただいているスポンサー、サプライヤー、ファン、家族に感謝します。チームは困難に負けず、全てを力に変えて前へ進みます。











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