2015年12月31日木曜日

A、2015ラストライド

2015年の大晦日。
毎年必ずやってくるこの日。
毎年、どんなに忙しくても辛くても貫いてきた自分のルーチン、ラストライド。
この丘に来て、今年がどんな一年だったかを省みる。思い出が多過ぎてあっという間に時間が過ぎていく。
2015年は自分にとって非常に挑戦的な一年になった。
新しいビジネスがフルスペックでスタート。良くも悪くも培ってきた自分のスタイルを変えず、求められる人たちのために真っ直ぐに活動することを第一にし、回り道も沢山してきた。そして多くの出会い、未来の種まきをすることができた。
アンカーの監督兼任メカニックに就任した。史上初の取組みに不安だらけのシーズンイン。それでも多くの支援があり、国内外のサーキットを目いっぱい攻めた。CJ年間チーム総合優勝、個人総合優勝、U23全日本チャンピオンを達成することができた。
日本代表チームとしてアジア選手権を戦った。日の丸を背負い、絶対王者であり続けることを目標に。エリート、ジュニアでアジアチャンピオンを獲得、XC11台をノントラブルで完走させることができた。
ひとつの夢だった全日本シクロクロス選手権を主管した。飯山で自分が全ての杭を打ったコースでたった1枚の日の丸を着るために走る選手たちを迎えることができた。
2015年、自分の挑戦の裏に、本当に沢山の人の理解と応援があった。冒険のような挑戦の連続に文句も言わず、黙って支えてくれた家族と仲間がいた。

ありがとうございました。

TRKWorksを支えてくれた全ての皆さんに感謝致します。
そして、素晴らしい新年をお迎えください。

2015年最後の走りを飯山の凛とした雪の中で!





2015年12月29日火曜日

A、ANCHOR CX6

ANCHOR CX6 。
Christmasに遅れたが、ようやく完成したCX6ディスク。全てに於いてスペシャル仕様になっているが、これはアンカーバイクの品質の良さを利用したモディファイの一例として作製したもの。
そして、このCX6は、この状態にまとめるまで本当に沢山の人の援助があった渾身の1台でもある。
油圧ディスクブレーキ、DURA-ACE Di2リアディレーラ、XTRシングルクランク、カーボンチューブラー、バッテリー・ジャンクション・ワイヤー内装。これらはシマノの良いところを組み合わせた贅沢なアッセンブリ。BBはMTB用を用い、ロードより長いクランクのスピンドル長に合わせて、スペーサーで調整した。(1.25mmスペーサーを自作したから完璧な左右対称Qファクターに)
フレームはブリヂストンのオーバークオリティに甘えてシンプルに大胆に贅肉を削ぎ落とした。高品質なアルミだからこそ安心して改造する事が出来る。
5時間を掛けてじっくりと仕上げ、太陽が沈む前にテストライド。
リアステイのガセットを全て削除した悪影響はまるでなく、泥土や雪をウルトラスムーズに排出出来る事で、むしろ軽快さを手にした格好だ。コーナーワークで多少の撓みを感じるけど、オフロードでの激しい路面負荷の中では、しなやかさと受け止めてよいレベル。
ディスクブレーキも前後140mmローターにした事でアンニュイなレバータッチが可能になってバァッファーが生まれた。
フロントチェーンホイールをXTRのシングルギアにした事で、脱落リスクは大幅に減少した。BBオフセットが変化した事によるギア鳴りやギア外れなども一切ない。
2015ラストバイクになるCX6。最高のモディファイで楽しい走り納めが出来そうだ。







2015年12月23日水曜日

A、Christmas北海道

オーストラリアでの日焼けで剥けた腕の斑模様をHoudiniのパワーフーディで被い、馴れない寒さをNORRONAのfalketindジャケットでカバーし、PlusOneWorksのバックパッカースタイルで凍る北海道へ。
旭川、美唄、札幌、白老、苫小牧、千歳。
2015シーズンラストフライトはJAL。
どこもChristmasと年末の空気が覆う中、地味に、でも着実に歩みを止めない人たちがいる。
今度は自分がそんな人たちを応援する番。
まだまだ走るぞ2015年を。
明日は北陸新幹線でロングレール










2015年12月20日日曜日

A、セッティングライド

今日は初雪で化粧したいつもの道をテストライド。2016シーズンに向けて、XR9を更に進化させるためのデータを収集。
2015シーズンは、初のXTR Di2が投入され、Di2を活かすためのセッティングは進んだが、年々速く激しくなるワールドレースに対応出来る改良は、正直遅れ気味であった。
内外からXR9への様々な意見がある事は承知しているが、フレームサイズ以外に、ステム長、サドルクッション、サスペンションのストローク量、リム幅、タイヤボリュームといった外的要素を最適化する事で、XR9の隠された真髄を引き出す事は可能だと思う。
快晴の雪景色。
ご機嫌ライドは北海道へのフライトまで続く。





2015年12月19日土曜日

A、Canberraメモリー

オーストラリアから帰国して休みなく週末まで駆け抜けた今日、久しぶりの飯山は雪模様。
でも手元のメモリーにはキャンベラの日々が沢山残っている。
やはり1週間以内で真夏と真冬を経験すると、体内時計が狂ったような、体温が曖昧な不思議な感覚が抜けない。
来週、キャンベラにはサーフィンに乗ってサンタがやってくる。
でも自分には、既に沢山の贈り物が届いている。
全日本選手権飯山大会を閉幕してから本当に沢山の人から有難い言葉を頂いた。共に苦労した人ほど「次もやろうぜ!」と励ましてくれる。キャンベラでも嬉しいメールを受け取り、一足早いクリスマスプレゼントでいっぱい。
あと2015年も残り12日。
キャンベラの思い出を綴りながら、2016年をどう迎えるかを考えたい。
おっと、何やらサプライズな製品が届いた様子。見る人が見れば分かるコアパーツ。マッドやサンドのコースで絶大な効果を発揮しそうだ。はい、明日も休み返上でテスト致します・・・はい。