2016年4月30日土曜日

T、飯山レース第1日ヒルクライム

全日本学生ロードレースカップ第1戦飯山ラウンド、菜の花飯山サイクルロードレース大会が開幕。
第1日目ヒルクライムは、朝から眩しい晴天の中、様々な木々の新緑のコントラストが素晴らしい鷹落山を目指し、180名が駆け抜けた。
一般選手はファットバイクありの1ヒート6km。登録選手は全クラス2ヒート12km

















ここ3年間は残雪の影響からヒルクライムが出来なかったが、待ち望んでいたかのようにコースとなった集落では、農繁期であるにも関わらず、沢山の方々が応援してくれた。
仲良しお婆ちゃん3人組は、一日7本ものスタート時刻を正確に覚えていて、手をふって応援。
交通規制、雑音など迷惑を掛けた本部前の地元民の方からは、「また、やってくれや。ずっとな。」と。
審判も、役員も、モトチームもボランティアも、皆互いをかばいながらスムーズな運営をしてくれている。
本当に有難いこと。これは10年で培った最高の形。
感謝しかない。
いよいよ明日、第2日目は、個人TT、200mダッシュ、2mスティル、クリテリウム。
是非とも飯山へ。

2016年4月26日火曜日

T、World Cup Cairns 決勝

2016ワールドカップ開幕戦ケアンズが終了。
結果、アンカーはエリート平野選手が67位、U23沢田選手が26位でフィニッシュ。
エリートはアルカンシェルを着るニノが終始レースを支配して開幕戦を制した。誰よりも余裕があり、小さなキャニオンでトリックを決めるなど、見せ場をつくりながらポディウムを獲った。
そして、日本からはスタートに成功し、シングルを狙える位置で展開したTREK 山本選手がWC自己最高の15位を獲得した。チームというより、JAPAN として、彼が走る姿を目の前で見守ることの嬉しさを噛み締めた。
ゼッケンNo.1のアブサロンは序盤のパンクで大きく遅れたが、中盤からニノより速いファストラップを刻み続け、ヨーロッパチャンピオンのブルージャージで3位表彰台に上がった。
アンカーはベストな状態で完走し、願わくばUCIポイント獲得を目標にしたが、二人とも得意のスタートダッシュが不発。ワールドカップらしい序盤のぶつかり合いで落車や渋滞も重なり先頭パックから大きく離され、UCI ポイント獲得はならなかった。
しかし、沢田選手は中盤からラップを安定させ、後半戦は10位前後の選手とイーブンラップを展開した。昨年よりも、最後まで粘りのある走りが出来るようになっている。
平野選手はアジア選手権に標準を合わせた計画的な走りを展開。中盤のヒルクライムでのパワフルな走りを試したかったが、フィニッシュまで体調を鑑みながらコースを見極める走りとなった。
そして、このレースで本格的にシェイクダウンしたXR 9は一切トラブルフリー。27.5としては完成の域にある品質と、世界で戦えるポテンシャル、耐久性が確認出来た。今回は2選手ともシングルギア34Tを選択し、フォークは120mmトラベル。現在のワールドコースにリジットバイク27.5で挑むなら、この組み合わせが一番裏切らない。
また、キプロスに続き、グリーンドライブの潤滑耐久性も証明された。このオイルはこれまでの潤滑オイルからはかけ離れた高性能。チェーンリンクとプレートの摩擦抵抗値が極限まで低くなり、触らせてもらったワールドカップのどのファクトリーよりもチェーンドライブは優れていた。
正直、ここはマウンテンバイクレースの世界最高峰の場。その参加数と厚みから、オリンピックや世界戦よりもレベルが高いだろう。
そのスタートラインにつくことは、単なるチャレンジや冒険、経験ではいけない。ワールドカップという場所を理解して、しっかりとした計画を立て、決勝までの調整を最大努力しなければ、参加する意味がない。機材には微塵の不安もあってはいけない。
それは、ここの全てがプロの仕事場だからだ。
残念ながら今のアンカーには成績として世界に名を響かせる力はない。
でも、ワールドカップに日本人が走るということ、ケアンズで体感した全てを次の国内J開幕戦朽木と、アジア選手権でのモアパワーに換えることは出来る。
パーソナルスポンサー、ビジネスパートナーをはじめ、本当に沢山の理解者、ファンの支えに感謝したい。
今、









ケアンズから日焼け顔で一時帰国。
週末はいよいよ、菜の花飯山サイクルロードレース、全日本学生ロードレースカップ飯山ラウンド10周年記念大会。






2016年4月22日金曜日

T、WC Cairns Australia

2016UCI MTB World Cup Cairns Australia。
今季ワールドカップ開幕戦となるケアンズにいる。
2016アンカーチームは、2月のキプロスステージレースからはじまり、トルコでのUCIレース3戦を経て、今週はケアンズに来ている。
ハイレベルな実戦をこなし、アジア選手権前の山場となるビックレース。このレースでのUCIポイントがリオ・オリンピックに大きく影響する。
4月ではあるが、既にシーズン半ばを過ぎたような過酷な遠征も、亜熱帯のケアンズに来たら不思議といつもの落ち着いた日々。
ホテルも老夫婦が優しく迎えてくれ、部屋は巨大で快適。食事は自炊が基本だが、十分に好みの品質の食材を得ることができている。
バイクはNew ANCHOR XR9を持ち込み、ウェアも新たなスポンサーロゴを胸に掲げる。そして互いを尊重しあいハード&リラックスを調律できるチームに進化している。
明日は公式トレーニング最終日。
ニノもアブサロンも目の前を試走していく。
TREK幸平君も元気だし、「日本人がここにいるんだぜ!」と表現できる粋のよいレースに仕上げたい。










2016年4月17日日曜日

T、自然そしてケアンズへ

2016年4月。こんなにも自然の偉大さを強く感じた4月はあったろうか。
地中海のような暑い日差しが続いた。
超乾燥で火災が多発した。
突然に雪が積もった。
桜と菜の花が信じられない速さで満開になった。
大震災があった。
台風のような暴風で木々が折れた。
自然は絶対的な立場で人を翻弄するのだが、日常的に自分勝手な生活を送っていると、その偉大さにどんどん無関心になる。
でも、この4月の2週間はあらためて自然を痛感し、自分の存在意義を反省することになった。
熊本を中心にした大震災による多くの被災者、その関係者の方々に心からお見舞い申し上げます。
自分は、自分でできること、責任のあること、を一生懸命行動したい。
19日にはオーストラリアで行われるワールドカップ遠征のため日本を離れる。
貴重なエネルギーと時間を決して無駄にしないために、最高の準備でケアンズに行こう。