2014年12月31日水曜日

K、2014大晦日

2014年の大晦日。
今年は自分の人生で最も険しく、最も夢に近づける道を選び、今日まで走ってきた。
その道端には綺麗な野花があった。行く手に大きな濁流もあった。泥だらけで走れない過酷な道のりがあった。カーブを抜けたら広大な土地が広がっていた。シングルトラックを跳ばしていくと無心になった。激しい昇り坂では誰かが背中を押してくれた。いるはずもない山奥に応援団がいた。
こんなにも自分に力がないのかと痛感したし、まだまだ進化出来る自分を知った2014年。
小さなガレージで一体何台の自転車を組み上げたろう。10年来の相棒レンチは嬉しさも悲しさも共に噛み締めた。スポンサーは何故に笑顔で支え続けてくれるのか。
選手が命を懸けて獲得した貴重なメダルとNo.1ゼッケンが我が家にあること。

自転車少年とTRKWorksを支えてくれた沢山の人に感謝致します。
そして、全ての人にとって健康で豊かな年越しになりますよう。













2014年12月28日日曜日

K、XTR Di2 ride on

XTR Di2 + XR9を世界初試乗。
走り出して直ぐにシマノが満を持してリリースする9000番の意味を瞬時に理解できた。
朝から快晴の今日でも、道路は終日凍結している飯山。アタックする場所を選んでのテストライドになった。
まず、最初に触れるシフター。あえてクリック感の強いシフターはハイパルスなオフロード走行中もミスを呼ばない安心感があった。
マニュアル、シンクロ1、シンクロ2の3モードをボタン1つで切り替えるジャンクションAを兼ねたモニターは逸品だった。一見子供っぽいかと思いきや、シンクロモードでは前後のギア位置を具体的に目視出来る事で、次のイメージを明確にさせる。バッテリー残量も分かりやすいし、オーバーシフト時のクリック音もあるから安心感につながる。
注目のシンクロモード。慣れるまでは抵抗感があるが、使いこなせば大きな武器になるだろう。今回は残念ながら指定品の供給が間に合わず980XTRの38-26Tを組み込んだが、フロントギアの種類を自分に合わせて選択できればシフトはストレスフリーで、走りに集中出来る11段+αとなる。マニュアルモードであっても、リアシフターだけでチェーンテンションが極端な位置を避けるようフロントディレーラーが自動で仕事を行う。
ディレーラーは綿密なセッティングに時間を使えば、あとはパーツ消耗と破損まで何の心配もなくなる。変速に関してはオンブニダッコしていい。もう革命と言っていいと思う。
ブレーキは一見985XTRとカラーリングだけ変わったのだと思っていたが、レバー、キャリパー共に改良されていた。システム自体の基本構造は一緒だけど、ストロークタッチが違う。キャリパーはピストンそのものが変更されている。985でも素晴らしいブレーキが、よりリニアになった。
ペダルも9000番を付けたが、カラーリング以外、980との違いは正直分からない。今日のペダルキャッチの感覚違いは使い込んでいかないと評価出来ない。いずれにせよ、シマノのXTRペダルは完成度が高い。
最後に。
New XTR Di2、XR9との相性は良い。XR9はDi2を念頭に入れていない設計のはずだが、エレクトリックワイヤーの取り回しも無理がない。フォルムも馴染む。
2014年はエリート、U23、ジュニアの何れのカテゴリーでも最高の結果を残したXR9だけど、2015年はNew XTRと共に更に進化した走りを魅せる事が出来るだろう。
それにしても









徹夜は寒い‼








2014年12月27日土曜日

K、XTR Di2 set start

今宵、XTR Di2がXR9に搭載。
共に「9」番を背負うもの同志。
気持ちは早く組みたいのだが、ビジネスの合間に、ゆっくりと作戦を練りながら進行させるのも悪くない。
今回は、ノーマルステム、フロントダブルギア、BジャンクションをBBからダウンチューブ側に内蔵で仕様テストする事に決めた。
いよいよ明日は走行テストを予定。






2014年12月26日金曜日

K、XTR Di2 come true

XTR Di2。
2015シーズン、この9000番を付けたNew XTRは、SUNTOUR AXONと共にXR9を世界で走らせる。
威圧感のあるパッケージはパンドラの箱。蓋を開ければXTRは思いの外、静かに鎮座していた。手に取り出してあらゆる方向から覗いてみた。素材の質、接点精度、リンクの厚み、重量、稼働中のイメージ、外圧トラブルや経年劣化の想定…。
プロトタイプから展示会まで、既に数多くのインプレッションがあるが、確かに従来型からは異次元な存在感を醸し出す。2014年も残すところあと僅かだが、大晦日までにはこのNew XTRをXR9にセットアップしたい。











外は雪。

2014年12月25日木曜日

K、クリスマス

今年も彼は雪の中をやって来た。
沢山のプレゼントを溢れそうに詰め込んで。
平和な場所で、健康にクリスマスを迎える事が出来る幸せに感謝。
飯山は、ディープホワイトクリスマス。
皆さんにメリークリスマス。






2014年12月23日火曜日

K、スキーライド

2014年のスキーライド。
生まれて初めてスキーをしてから、これまで1度も滑らない年はなかった。でも昨年夏、山で大怪我を負い、2014シーズンのウィンタースポーツがドクターストップされた。スキーキャリアに穴があく・・・・そう覚悟していた。
そして今日。
主治医と自分が目指してきた雪山に立ってフリーライドスキーを復活させる事が出来た。最初は遠慮がちだったストックワークも時間と共にハードになっていく。
相棒のベクターグライド コルドヴァ は遅い遅いとケシカケテ来るけど、こちらは今、滑っている事自体に価値があるんだからな‼と言い聞かせた。
鈍った身体のパフォーマンスを支えてくれたのはパーマネントユニオンの2015モデル。今回は赤色ジャケットに紺色のパンツ。上下とも真っ白な革とファスナーが映える。限界に近づく程に身体と一体化して、パウダーに「ハロッー」と突入。
感謝。
本当に沢山の人々、家族、スポンサーのお蔭で今、最高に幸せなスキーライドを味わっている。
ありがとうございます‼








2014年12月20日土曜日

K、ルーフスポーツ2014-15

ルーフスポーツ。
自分に記憶のある幼少期から経験のない12月初旬からの大雪。それも2月のようなシーズンピークの連続降雪であらゆる交通機関も狂わせた。どんな大雪でも走り続ける事で有名なJR飯山線ですらトラブルに見舞われた。
我が家もガレージも樹木たちも非常に重い雪に耐えるだけで精一杯。特に樹木は太い枝も折れはじめている。
でも雪に負けっぱなしでいる訳にはいかない。出来ることなら積極的に協調した方が粋だろう。
たからルーフスポーツ。
「屋根の雪おろし」ではない。スポーツだ。
屋根の滑りやすい傾斜は無論、降雪の際の温度や湿度によって雪質は層になり、しかも時間の経過と共にその雪質も刻一刻と変化する。
必要とされる体幹レベルはバランスボールの比ではない。命もかかるから、集中力は一瞬も切らす事が出来ない。
身体に捻りを入れる動作も多く、きついエアロビにも通じる。
刀よりも重い鉄製スノーダンプ(画像の緑色の器具)を扱うために握力と腕力は剣士並だろう。
そう、まさにルーフスポーツ。

2014-15ウィンターシーズンはまだ始まったばかり。
屋根から屋根に皆で声を掛け合いながら、ハーネスとロープなど、スポーツとしての安全を担保されたい。
そして、目の前の強敵を一人で倒すヒーローのような楽しみを感じて。
明日は第二ラウンド。