2019年4月29日月曜日

O、Iiyama Cycle road race Day2

菜の花飯山サイクルロードレース、JICF全日本学生ロードレースカップ飯山ラウンド2日目は、3期ぶりのヒルクライム。
貴重なカタクリの花が群生する鷹落山。山麓の村からフィニッシュまでの6.5㎞、リアルレース区間6㎞、標高差484m程の県道がコースとなる。まだ中腹から山頂に向かっては、バームクーヘンのような細かい積層の固い雪があり、1日目とは別世界。フキノトウも芽吹きが採れる早春の風景の中を登る。
今回は地元の高校生男女も多く参加し、狭い村道いっぱいに走行する選手たちの美しい光景に地元のおじいちゃん、おばあちゃんも沿道で精一杯の声援を送っていた。
登録選手は学生選手権出場に向けて、飯山で少しでもポイントを稼ぎたいところ。一方、一般選手は飯山の絶景を堪能する、スキーのトレーニングとして挑戦する、など様々な目的で集まっている。ファットバイク、クロスバイク、MTBなどバリエーションがあり、フラットペダルがとても多い。(実際、一般レースに参加した地元高校のスキー部員の上位12名は、登録クラス3のトップ10より速く、登録クラス1+2とも30秒以内の選手がいた。それもフラットペダルで!)
飯山の一般ヒルクライムは車種によるクラスは設けていない。レースである以上、順位による表彰はするが、飯山を一望できる山頂までをそれぞれの思いで存分にスポーツしてもらうことを主目的にしているためだ。
また、今回はJCF教本に従って、インストラクターを招いての安全講習も開催。高校生選手を中心に自転車の基本技術をあらためて学ぶチャンスを設けた。やはり走りが速い選手ほど、乗車技術も優れていることが暴露される機会となった。
山麓では恒例の茸汁を振る舞い、表彰には飯山伝統工芸品、地元産の貴重などぶろく、宿泊券、スポンサー企業からの賞品が用意される。
フルマークス、ブリヂストン、SOTO、ショッツ、WASHIMORI、JA全農長野、戸狩観光協会、戸狩温泉スキー場、アートいっぽ。古い田舎で、しかもメディアで広告しない、誇張しないレースにこれだけの人と協力が集まることの意味を思う。
モトチームは飯山の自慢だ。臨機応変に対応する力、バイクの力量はどの大会にも劣らない。縁の下の力持ちとして飯山のレース品質を保ってくれる重要な存在。
サイクルスポーツの本質は自分のペダルを楽しむこと。
それを支える思いが集まったのが菜の花飯山サイクルロードレース。
大きな事故・ケガなくこの2019年大会を閉幕出来たことに心から感謝したい。
関係して頂いた全ての方々、ありがとうございました。
また来年も。その声を、皆さんとの素晴らしい時間を力に変えて、これからも自分を進化させていきます。
さて、これから欧州UCIレースに出発します!





























2019年4月28日日曜日

O、Iiyama Cycle road race Day1

4月28日、いよいよ2019年の菜の花飯山サイクルロードレース、JICF全日本学生ロードレースカップ飯山ラウンドの2日間が開幕。正しく菜の花が満開になり、山桜も満開の飯山。山には残雪もあり、カラフルな飯山らしい春の光景。
今年で13回目となる飯山大会だが、ヒルクライムとロードレースの2日間構成は3年ぶり。飯山市と県建設事務所の多大な協力があり、道路も完璧な状態で大会を迎えることができた。選手も2日間延べ480名が集い、天候に恵まれた大会となった。
第1日目は、登録選手はクリテリウムポイントレース方式。一般選手は個人2.5㎞TT、200mダッシュ、2mスタンディングスティルバトル。
桜の花びらがまるで雪のように路面を覆う飯山市長峰運動公園の特設サーキットには、シルバー世代のカメラ愛好家も、近隣の住民も集まり、池に写る選手の流れるような走りに沢山のシャッターが切られていた。
飯山大会は、登録も一般も2日間の異なるシチュエーションを楽しんでもらえるようプログラムしている。それも欧州のそれにあるように、平坦路と登坂を明確に組み合わせ、選手のポテンシャルを引き出すようにしている。
そして、何といってもスタッフ・地域が素晴らしい。飯山市もボランティアも競技連盟も地域住民も全員でこの大会を良いものにしたいと同じベクトルを向いている。10連休というとても貴重な時間をこの大会のために労力を提供してくれる姿には感謝しかない。
また、選手もそう。皆スタッフへの感謝を忘れない人ばかり。天候不順でプログラムが変更されても毎年のように飯山にエントリーしてくれる参加者が多い。
結果は各HPにあるので割愛するが、第1日目の雰囲気は画像が全てを物語る。
2日目はヒルクライムへ会場を移動だ。