2015年3月31日火曜日

A、多国籍

飯山に多国籍の子供たちが集まった。
ドイツ、ロシア、インドネシア、台湾、中国、日本…。
決して英語が共通語ではない。それぞれの国の言葉が飛び交い、何とかコミュニケーションをとっていく。
雪が初めての人も、遊びの達人も、おとなしい人も、ヤンチャな人もいる。
でも肌の色、故郷が違えど、やっぱり地球人。難なく時間を共有化していく。
ガイドは楽ではないが、こんな子供たちと話しているとココロが豊かになる気がする。
代償は日焼けした顔だ







2015年3月27日金曜日

A、SnowRide

凍み渡りが出来るようになると、いよいよ飯山にも春がやってくる。
朝一番の凛とした空気の中、千曲川に沿って雲竜が漂い、真っ青な空が全てを明るい風景に仕立てる。
こんな朝はMTBに乗るしかない。(凍みが強ければロードバイクもOK)
雪の上を縦横無尽に走れる事がどれだけ楽しいかは、多くの説明がいらないと思う。
雪面の氷を踏むタイヤの音が、それ以外の全ての音を消し去るから、走り慣れてくるとまるでノイズキャンセラーの世界。
無心で走りに集中できる。
どうだろう、飯山でSnowRide。








2015年3月24日火曜日

A、サンタモニカ

アメリカ遠征最終日。
サンタモニカにドライブへ。
旧国道66号線。アメリカのロケーションを語る道。サンタモニカはその西最終地点。
皆でレースを振り返りながら、次へのステップを話ながら。
ブレッドボールのクラムチャウダーを食べ、ストリートライブを聞き、海辺を遊ぶ子供たちを眺め、アメリカでの経験を皆で刻んだ。
ホテルに帰ってからも、まだ帰国へのパッキングも終らないのに、皆で車座。
帰国してしまう寂しさと帰国出来る安堵と。
多くのスポンサー、サポート、ファンに感謝。
そして、家族に感謝。
今回のアメリカ遠征を終了。







2015年3月23日月曜日

A、UScup#2

UScup#2フォンタナが終了。
結果、斉藤・平野選手共に完走の40番台でフィニッシュ。日本人ではトレック山本選手がシングルに絡む走りでUCIポイントゲット。恩田選手は最終ラップアウト。
今回はUCIハイクラスとあってポイント対象の25位までの走りの強度は、先週のボネリパークを上待っていた。
ポディウムを狙う先頭パックは、まるでエンジン付きのバイクのような速さに感じる。タイヤと路面の音だけを残してラップをイーブンに刻んでいく。日本にいたら絶対に見れないレベル。
正直、悔しい。
日本ではトップレベルの二人の前に40名が走るレースを目の当たりにすると、悔しさしかない。残念とか、負けたとか、次こそという気持ちではない。
選手もスタッフも会社も連盟も、総力で日本のレベルを引き上げないと、ポディウムにあがる事など出来ないと実感した。
ただし、課題は明確。
その難解だけど必ず解ける課題をクリアすれば、自ずと次の段階を得ることが出来る。
成功が目的ではなく、挑戦することが目的。
だからBRIDGESTONE ANCHORCyclingTeamは絶対に諦めない。

レースが終り反省会を兼ねた夕食。いつものようにホテルで自炊だが、やけにコールが遅い。バイクは2台ともリセット完了しそうな遅い時間。
訳はカリフォルニアワインとKonaコーヒーだった。選手からのプレゼント。
あいつら、レース後なのに長い距離を歩いてこれを買うために。。。
泣かせるバカ者たち。ありがとう。










2015年3月21日土曜日

A、決起集会

明日はいよいよUScup#2フォンタナ。
今日は試走。昨晩のミーティングで選手にポイントを解説したけど、やはりどの海外チームもフォンタナは良いコース、楽しいコースと言う。
朝から快晴のフォンタナ。公園で遊ぶ子供たちと、犬を連れて散歩する人、バーベキューする叔父さん。アメリカな空気感が漂う中に、大会は多くのメーカーブースで埋まるほど賑わい。
真剣勝負だが、楽しみがベースにあるアメリカンスタイルは、MTBというスポーツに相応しい。まさしく生まれ故郷のスポーツだ。
試走が終り、マネージャーミーティングを済ませ、皆でホテルで決起集会。肉あり、パスタあり、サラダあり、ケーキあり、フルーツポンチあり。。
男だらけのチームに思えない食事で明日の決起。
さて、明日に向けてバイクを120%に仕上げるぞ‼








2015年3月20日金曜日

A、フォンタナ

UScup#2の会場となるフォンタナ。
選手はボネリパークで練習し、自分はフォンタナに視察へ。
大会本部もこれから設置するゆったりとした流れの中、トレックは早くもフルワークス体制を整えていた。ただ、選手はまばらで、明日から各チームの本格的な動きになるだろう。
#2はハイクラス。UCIポイントも賞金も高いから激しいプッシュの応酬に違いない。
スタートから全てを歩いてインスペクションしてみる。
端的に表現すれば「レースでなけれぱ最高に興奮するコースと抜群に美しい風景」だった。
しかし、レースになれば繊細なテクニックがない選手はとどんどん置いてきぼりになり、息が上がると見えなくなる鋭利な石がトラブルを誘うサバイバルコース。
コース自体はイージーでも、左右を岩が挟みバンドルを当ててしまいそうになるため、イージーラインを狙えない。
大きな岩がその先のダウンヒルを困難にしているようで、実は岩の上を舐めるとスムーズに通過できる。
スタートから前半の舗装路で攻撃的なパックにいないと、山岳内では抜きどころがない。
海辺のような細粒の砂道が続くかと思うと、氷山の一角のような岩の菱にやられる。
本当は美しいが、その景色が永遠に滑落しそうなプレッシャーを与える。
スタートからフィニッシュまで気が抜けないクラシカルなMTBレイアウト。
明日は会場で作戦をたてる。



2015年3月19日木曜日

A、合同練習

今日はTREK FactryRacingTeamのセルジオ選手が快く一緒に練習をしよう言ってくれ、同チーム山本選手も含めてヒルクライムへ。
カリフォルニアは全体的に暑いが、山の頂きには残雪が見える。獲得標高は遠目よりボリュームがある。
同じホテルだったキャノンデールは、今日チームバスをフォンタナに移動した。トレックも明日移動する予定。いよいよ明日からUScup#2フォンタナに向けた動きが活発になる。
ANCHORも今日から帰国までチームカー(本当はHertz)を確保した。拠点は変えないが、サポートはより手厚く出来るように改善。
フォンタナはクラシカルなコースと聞くから、日本の選手に不利にはならないだろう。
信頼のあるチーム選手たち。下準備は整ってきた。
きっと良い走りになる。